祖父がタクシードライバーで

タクシードライバーはその昔、私の祖父がやっていました。個人タクシーだったと記憶しています。ただ、私が小さい頃だったので、よくは覚えていません。覚えているのは、いつもお菓子が入っていて、それをよくくれたということでしょうか。家では食べないというか、中々選ばないようなお菓子だったので、珍しく感じたことを未だに覚えています。お菓子そのものは珍しくないのですが、子供が好き好んで選ぶお菓子ではなかったかもしれません。ですが、それを食べるのはちょっとした楽しみでもありました。運転は、いたってスムーズだったと思います。物凄く下手だったら、多分覚えていると思うのです。覚えていないということは、酷くはなかったと思います。決して長くはない時間でしたが、楽しかったですね。あまり喋るタイプではない祖父と言葉を交わすのが楽しかったです。何故かいつも助手席でしたね。しばらくは、助手席に座ることにこだわっていた気がします。